深爪とは・・・①

こんにちは
爪の健康を考える長崎のネイルサロン＆ネイルスクール
Lapis Nail（ラピスネイル）の渕　ルリ子（妹）です

爪の健康を考えるサロンということで、本日はよくお問い合わせもいただく『深爪』について一緒に勉強していきましょう。

そもそも、『深爪』とはどんな状態を指すのでしょうか？
（専門用語は使わずに、わかりやすくを目指しますので省略されている部分もあります。）


まずご自身の爪を見てみてください。
ピンクの部分と、皮膚から離れて伸びていく白い部分とがありますね。

ピンクの部分には毛細血管や神経が通っていますが、白い部分を爪きりで切っても痛くないのは白い部分には神経や毛細血管がないからです。この白い部分を切っても問題はありません。特にこの白い部分を伸ばしすぎると、爪の内側に汚れや最近が溜まり衛生上もあまり良くありませんし、爪が欠けたり折れたりする原因にもなります。

しかし、時にはこの白い部分を越えて、皮膚と離れていない、つまり神経や毛細血管が通っているピンクの部分まで、切ったり、むしったり、噛んだりしてしまうことがあります。

この状態を『深爪』と言います。

では、『深爪』の何が問題なのでしょうか？

まず、ピンクの部分は神経があるので、ピンクの部分まで切ったり、むしったり、噛んだりしてしまうと、痛いですよね。
それに加えて毛細血管等の組織が露出することになるので、、細菌の感染を引き起こす場合があります。
ひどい場合は化膿することもあります。

また、爪は本来指の皮膚や内部組織を包み込む役目もあるため自然にカーブを描いていますが、これを必要以上に切ってしまうことでそのカーブバランスを崩し、巻き爪を引き起こしてしまうこともあります。


実際に『深爪』の方のお写真を見てみましょう。



白い部分がなく、ピンクの部分まで爪を切ってしまったり、むしったり、噛んだりしてしまっている状態です。
皮膚や爪の先が少し赤くなっています。この状態が長く続くと細菌感染や化膿する恐れがあります。

ですが、こちらも深爪改善でケアをしていくことができます。
そのケアの様子とケア後のお写真はまたご紹介いたしますね。


次のお写真は、お客様は『深爪』とおっしゃってご来店いただきましたが、実は『深爪』ではなかったケースです。



先程の『深爪』の定義、『白い部分を越えて、本来必要なピンクの部分まで切ったり、むしったり、噛んだりしてしまうこと。』とすると、この状態は『深爪』ではないのです。

ですが、お客様は「爪を長く伸ばせず、すぐに切ってしまう。」ということにお悩みでした。
ですので、この伸ばせずに切ってしまう状態のことを『深爪』と思っていらっしゃったんですね。

きちんと必要なピンクの部分は守られているので大丈夫です。『深爪』ではありません。

こちらのお客様には深爪改善は必要ありませんでしたので、長さを少し伸ばすために透明のジェルでの施術とお客様ご自身でできる爪のケア方法のご説明をしました。

お客様の爪の状態やライフスタイルに合わせて、本当に必要なことをご提案・ご説明するということが大切だと思います。

そんなお客様の現在のお爪がコチラです。



とっても綺麗ですよね♪
最近では、全然知らない方に「爪綺麗ですね!!」や「どんなケアされているのですか？」と聞かれたそうで＾＾
そのくらい、毎日爪を見ている私たちから見ても本当に”美爪”の持ち主さんなのです♪


『深爪』と思っていても実は『深爪』でなかったり、たとえ現在『深爪』であったとしても、きちんと深爪改善を行って適切なケアをすると、”美爪”さんであったり。

爪は持って生まれたもので形や長さなど変えられないですが、適切な爪の切り方、きちんとしたケア、充分に栄養を与える、そういう一つ一つの積み重ねで、必ず!!!、以前より健康で美しい爪になってくれます。
そして、そんな爪を見ていると、きっと自分の爪も好きになれるのではないでしょうか？

よく、「人前に手を出すのが恥ずかしくて・・・」という声を聞きます。

私も自信を持って人前で手を出せるかと聞かれると・・・ですが（笑）
この仕事に携わるようになってから、以前より自分でも爪を気にかけるようになりました。その気にかけた分だけ爪は応えてくれますし、その分だけ自分の爪に自信を持てるようになりましたし、その分だけ自分の爪が好きになりました。

私たちは”手のモデルさん”ではないですので、完璧な”爪”である必要はないと思います。

ただ少しだけ、お肌に毎日化粧水や美容液という栄養をあげているように、爪にも栄養補給やケアをしてあげることで、きっと少しずつ以前より自分の好きな”爪”に近づけるのではないでしょうか？

私は女性の方全員の爪が”美爪”であり、もしくは”美爪”の可能性を秘めていると思います。

健康で美しい爪に・・・

ラピスネイルで一緒に爪の健康を考えていきましょう♪
きっとまだ知らない”美爪”に出会えますよ＾＾


長くなりましたね・・・
第２回目は『深爪の原因』について書いてみたいと思います。


渕　ルリ子

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