居待月☆

まだまだお月様が綺麗ですよね。

昨日も満月に近いお月様を見ることが出来ました。

先日中秋の名月についてブログに書きましたが、
お客様のＭ様からさらにこんな素敵なお話を聞きましたので、
ご紹介させてください。

中秋の名月、つまり十五夜のあと二十三夜までお月様の言い方があるそうです。


十五夜の次の日、十六夜（いざよい）の月は山の端にいざよい、
十七夜は、日没後、立ちながら待っているうちに出てくる月の意味で
立待月（たちまちづき）と呼ばれるそうです。

そして今日１０月３日は十八夜。
居待月（いまちづき）と呼ばれるそうです。

これは座って待つという意味で、だんだん月が出るのが遅くなって
座って待っているうちに月が 昇ることからこう呼ばれるみたいです。

今日は庭見せで遅くまで町にでてるので、座って月を愛でる時間はないかもしれませんが
ふと空を見上げてみてください。

きっときれいな月がみえることでしょう。


ちなみに十九夜は、臥待月（ふしまちづき）と言って月が上がるのを臥して待ち、
二十夜は更待月（ふけまちづき）、月が上がるのが夜半近くと遅くなることから。
と月の上がる時間に応じて、それぞれ言うそうです。

昔はこの月の呼び名に対して、それぞれ歌が読まれていたそうで、
本当に知れば知るほど、昔の人の言葉の表現力には心惹かれます。

一つの言い方に対しても、様々な言いまわしがある。

日本語独自の表現ですよね。

私ももっと勉強していかなければと思います。



渕　ルリ子


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